児童の権利に関する条約 【保育士試験 社会的養護・保育原理】

2019年4月14日

こんにちは。ちゃんママです。

今日は児童の権利に関する条約についてみていきます。

児童の権利に関する条約は外務省のホームページで見ることが出来ます。

平成30年後期、平成29年後期に出題されているようです。

過去問

平成30年後期

問1 次の文は、「児童の権利に関する条約」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 条約でいう「児童」とは、原則として、20 歳未満のすべての者をいう。

B わが国が条約を批准したのは、「児童虐待の防止等に関する法律」の施行後である。

C 児童の意見表明に際しては、年齢及び成熟度に従って相応に考慮される。

D 締約国による条約履行の進捗状況を審査するため、「児童の権利に関する委員会」が設置されている。

(組み合わせ)

A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 × ○ × ○
4 × × ○ ○
5 × × × ○

正解
4

平成29年後期

問3 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 20 条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

一時的若しくは恒久的にその( A )環境を奪われた児童又は児童自身の( B )にかんがみその( A )環境にとどまることが認められない児童は、( C )が与える( D )の保護及び援助を受ける権利を有する。

(組み合わせ)

A B C D
1 養育 社会的養護 社会 最低限度
2 家庭 最善の利益 国 特別
3 家庭 社会的養護 社会 特別
4 家庭 最善の利益 社会 最低限度
5 養育 最善の利益 国 最低限度

正解
2

ポイント

まず児童の権利に関する流れを把握しておくと良いでしょう。

1989年の国連総会で採択
1990年に発効
1994年に批准

上記の流れでわかるように自走の権利に関する条約(子どもの権利条約)は日本だけのものではありません。

なので、本文の内容は国際的な内容も多く見られます。
主語がというのも特徴の一つです。

では、54条ある条文の中で保育士試験とかかわりの深そうな条文をピックアップしていきたいと思います。

第1条

この条約の適用上、児童とは、18歳未満のすべての者をいう。ただし、当該児童で、その者に適用される法律によりより早く成年に達したものを除く。

 

第2条

1 締約国は、その管轄の下にある児童に対し、児童又はその父母若しくは法定保護者の人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国民的、種族的若しくは社会的出身、財産、心身障害、出生又は他の地位にかかわらず、いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する。

 

第3条

1 児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。

 

第6条

1 締約国は、すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。

2 締約国は、児童の生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保する。

 

第12条

1 締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする。

 

第18条

1 締約国は、児童の養育及び発達について父母が共同の責任を有するという原則についての認識を確保するために最善の努力を払う。父母又は場合により法定保護者は、児童の養育及び発達についての第一義的な責任を有する。児童の最善の利益は、これらの者の基本的な関心事項となるものとする。

 

第20条

1 一時的若しくは恒久的にその家庭環境を奪われた児童又は児童自身の最善の利益にかんがみその家庭環境にとどまることが認められない児童は、国が与える特別の保護及び援助を受ける権利を有する。